2016年のマイナス金利政策施行以来、住宅ローンの金利変動はかつてないほどに大きくなっているので、借り換えたら総返済額で数百万円単位でのメリットが出ることも珍しくありません。借り換えたらいくらお得になるのか?ただ金利が低いだけで借り換え先を決めてしまうのでは得策ではありません。そこで、金利以外にも借り換えるにあたって注意する点や着目してほしい点も加味して主要7社の「実質変動金利」、「事務手数料」、「繰り上げ返済」に焦点をあてて、ランキングを作りました。
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比較・ランキング
住宅ローンを選ぶにあたって、まず重要視されるのが「金利」です。住宅ローンは他のローンと違い、何千万円規模でのローン契約になるので、0.1%の差が数百万円の利息となり総返済額に大きく影響します。住宅ローンを借りる際には、事務手数料・保証料・団体信用保険料といった諸費用も必要となります。特に、保証料と事務手数料は金利に換算すると大きな諸費用となることが多く、保証料に関しては銀行によって無いところもあれば、金利に年0.2%上乗せとなるところもあります。ネット銀行では「保証料なし」の銀行も珍しくなくなってきました。事務手数料に関しても、「5万円」など固定のところもあれば、「借入金額の2%」というところもあります。2016年のマイナス金利政策施行され、現在はかなり低い水準の低金利状態。そこで、当サイトでは保証料と事務手数料を金利に換算して「実質金利」として表示しています。ぜひ参考にしてください。
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住宅ローンの金利は低いほうが良い」住宅ローンを検討している方にとって、これは常識です。その中でも変動金利はどこの金融機関でも最も低い金利に設定されており、ここ数年の低金利時代では最も人気のある金利形態です。変動金利はその名の通り、日本経済の情勢によって金利が変動する金利型です。金利が安くても、保険料や事務手数料で金利が上がってしまっては意味がないため、当サイトでは、「表面変動金利」の比較の上、詳細ページで実質変動金利の比較も行っております。
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10年固定金利とはその名の通り10年間変わらない金利のことで、借り換えを考えている方や、早期に返済してしまいたいという方に人気なのが10年固定の金利タイプです。金利が低く、非常に人気なプランでもあります。もちろん10年固定では、11年後以降の固定期間終了後の金利が上がるか下がるかも分かりませんので、仮に大幅にあがった場合には返済額が増える可能性があるという点も注意しましょう。当サイトでは、主要5社の過去の金利推移を2014年から各月ごとに記載もしております。
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15年固定金利は、実は各金融機関の固定金利の中でも非常に使い勝手のいい商品です。首都圏お住まいで、子供ありのサラリーマンの方が物件購入しても節約やボーナスを使用すれば15年間で完済を目指せるケースも多いです。固定金利は固定期間が長くなればなるほど金利が上がる傾向があります。ちょうど完済できるぎりぎりの年数固定で借りられれば一番お得かもしれません。当サイトは、他サイトではあまり記載していない15年固定金利の実施金利などを各銀行ごとに比較しております。
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20年固定金利は、20年間という長期で金利が固定されるため、返済計画が立てやすい住宅ローンの組み方といえます。銀行によっては20年固定金利が最も人気があり、各行力を入れています。当サイトのランキング上位の新生銀行の20年固定金利は、保証料・一部繰上返済手数料・団体信用生命保険料などの諸費用0円の他、ATM手数料も0円で実店舗のある銀行では金利も安いです。住信SBIネット銀行は、ネット銀行ならではの新生銀行を上回る低金利、「8大疾病保障」が無料など各行によって、20年金利でもサービスが様々ですので比較ページを作成しました。
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35年間の全期間長期固定金利住宅ローン通称、フラット35は通常の金融機関で扱っている住宅ローンとは異なり、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している全期間固定金利住宅ローンです。特徴としては団体信用生命保険への加入が必須ではないという点があります。住宅ローンの返済期間中に万一のことがあった場合、団信には加入しておいた方が病気等で住宅ローンを払えなくなるリスクには供えられますが、万一健康上の理由から団信に入れないという診断を受けてしまった場合でもフラット35であれば借り入れが可能です。このように住宅ローン借り入れのハードルを下げるポイントがいくつかあることから、自営業の方や契約社員の方がフラット35を選択される方も多いようです。
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銀行には大きく分けると3種類あり、都市銀行・地方銀行・その他の銀行と別れています。「その他の銀行」とは、いわゆる「ネット銀行」が当てはまります。ネット銀行はその名の通り、インターネット上で各種手続きが完結する銀行で基本的に店舗をもっていません。その分、店舗の家賃や人件費など、あらゆる部分でコストカットを行うことができ、条件の良い金利の商品を提供していたり、手数料が安いです。店舗に何度も足を運ばなくても、通帳はオンラインで確認したり、必要書類は写真を撮ってアップロードをしたりとネット中心に住宅ローンの契約や確認ができるので、インターネットをよく使い、インターネットで調べ事をご自身でされている方には非常におすすめです。
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住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |