借り換えるならどっち?!じぶん銀行(au住宅ローン)と住信SBIネット銀行を徹底比較してみました
じぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比べてみました。住宅ローンを選ぶ際は、金利を比較するだけではなく、手数料を調べる必要があります。その理由は、事務手数料が固定額な場合と借り換え額に対し何%かかってくる場合などがあります。銀行によってその手数料が違ってくるので金利と事務手数料を合わせてどちらが借り換えで得をするのか、徹底比較してみました。じぶん銀行も住信SBIネット銀行もそれぞれの保障も違います。住宅ローンを借りる際に注目したい点は、金利も重要ですが、長期間、高額を返済していく事を考えますと、保障も手厚くしたいところです。そこで、じぶん銀行と住信SBIネット銀行を総合的に比較しました。
簡易比較表
比較銀行 | じぶん銀行 | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|
表面変動金利 | % | 0.380% |
実質変動金利 | % | 0.580% |
実質金利10年固定金利 | % | 0.78% |
固定期間 | 1年~35年 | 2年~35年 |
融資事務手数料 | 借入額の2.20%(税込) | |
繰上返済手数料 | 33,000円(税込) | |
借入可能額 | 500万円~1億円 | |
特典 | ・au通信サービスとau住宅ローンをセットでご利用いただくと、 毎月500円分をau WALLET プリペイドカードへ 最長5年間キャッシュバック(チャージ)。 |
・SBIマネープラザで相談可能 ・「全疾病保障」「団体信用生命保険」無料 ・イオン銀行、セブン銀行、ゆうちょ銀行、ローソンATM等の コンビニATMでの引き出し無料 |
金利
(2020年3月現在のじぶん銀行と住信SBIネット銀行の適用金利)
比較銀行 | じぶん銀行(au住宅ローン) | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|
実質変動金利 | % | 0.580% |
表面変動金利 | % | 0.380% |
実質金利10年固定金利 | % | 0.380% |
実質金利20年固定金利 | % | 1.41% |
実質金利30年固定金利 | % | 1.58% |
総合:住信SBIネット銀行 WIN
比較しますと今月は住信SBIネット銀行の金利が勝っています。変動金利で借りるとすれば、住信SBIネット銀行がお得でしょう。10年固定金利は先月はじぶん銀行が低金利でしたが、今月は住信SBIネット銀行の方が低金利となりました。20年、30年固定金利も住信SBIネット銀行はお得な金利となっています。次に比べる対象となるのが団信(団体信用生命保険)です。住宅ローン各行それぞれに特徴が異なりますので、保障で選ぶのも一つの選択肢でしょう。
手数料
比較銀行 | じぶん銀行(au住宅ローン) | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|
保証料 | 無料 | 無料 |
融資事務手数料 | 借入額の2.16% | 借入額の2.20%(税込) |
繰上返済手数料 | 無料~32,400円 | 33,000円(税込) |
総合:DRAW
事務手数料を比較しますと、どちらも同じことがわかります。手数料は同じですので比較する対象は金利と保険・保障で決めましょう。保険・保障はどちらもメリットとデメリットがありますので、次に述べます。
保険・保障
比較銀行 | じぶん銀行(au住宅ローン) | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|
無料附帯 | 団体信用生命保険(無料附帯) がん50%保障団信(無料附帯) |
団体信用生命保険(無料附帯) 全疾病保障(無料附帯) |
金利上乗せ | ワイド団信(金利0.3%プラス) がん100%保障団信(金利0.2%プラス) 11疾病保障団信(金利0.3%プラス) |
– |
総合:DRAW
どちらも総合して、引き分けとなりました。それではどちらを選べばよいのでしょうか。決め手になるのは、保障の内容です。
まずはじぶん銀行のメリットを紹介しましょう。
じぶん銀行には保障のプランがたくさんあります。
一般団信は死亡・所定の高度障害状態に加え、余命6ヶ月以内と判断された時点で、住宅ローン残高が0円になります。手数料はかかりません。他にもじぶん銀行にはがん50%保障団信とがん100%保障団信があります。じぶん銀行のメリットは、がん50%団信が無料で附帯しているという点です。がん保障が無料で附帯している点は他の銀行と違ってかなりのメリットと言えます。詳しく述べますと、がんと診断された時点で住宅ローンの半額が保障されます。がんは初期か重度かは問われないところもじぶん銀行の大きいメリットです。金利を0.2%すれば、がん100%保障団信になりますので、かなり安心できる住宅ローンと言えるでしょう。
一方、住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリットは、全疾病保障が無料で附帯している点です。5月までは8大疾病保障が無料附帯でした。8疾病とは、ガン(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎です。6月からさらに保障の対象となったのが精神障害等を除いて8疾病以外のすべての病気・ケガも保障の対象となりました。全疾病保障は、病気やケガによる入院で就業不能状態になった場合、月々の住宅ローン返済を保障し、さらに就業不能状態が続く場合は住宅ローン残高相当額が支払われます。住信SBIネット銀行の全疾病保障で住宅ローン残高が0円になる条件は、この就業不能状態が12ヶ月続くことです。一方じぶん銀行の住宅ローン残高が0円になる条件は、がんの診断確定と180日の入院です。保障されやすい点とすればメリットはじぶん銀行が大きいことが分かります。ただし、全額保障にするには0.2%上乗せ金利が必要です。また、怪我などの保障はありませんので、全疾病保障が無料で附帯している住信SBIネット銀行と比べると一長一短です。
まとめ
比較銀行 | じぶん銀行(au住宅ローン) | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|
金利 | × LOSE: 5 | 〇 WIN: 5 |
手数料 | DRAW | DRAW |
保険・保障 | DRAW | DRAW |
総合比較 | × LOSE | 〇 WIN |
総合:住信SBIネット銀行 WIN
総合しますと住信SBIネット銀行が勝ちました。SBIネット銀行は、金利も低金利で、さらに全疾病保障が無料で附帯している事が優っている点でしょう。ただし、保障の条件はじぶん銀行に比べて難しい点がありますので、がんになった時点ですぐに保障されたい場合はじぶん銀行がおすすめと言えます。がん保障はじぶん銀行が有利と言えますが、ケガなどの保障はありませんので、いざという時には補償の幅が広い全疾病保障が無料の住信SBIネット銀行が有利です。保障の内容を詳しく見ていくことで、見えてくるメリットとデメリットがあります。保障をつける場合はどちらがよりご自身にとって有利なのか見極める必要があります。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |