【2016年11月最新】住宅ローン情報
人気銀行の11月の金利推移
早いもので、2016年も11月に入りました。
そこで、毎月恒例の記事として、最新のニュースやインターネットの口コミ情報を交えながら、住宅ローン11月金利の動きをご紹介します。
まず、住宅ローン金利と関係の深い長期金利の動向についてですが、長期金利の指標となる新規10年物国債利回りは先月の-0.030%から-0.055%へと低下しました。つまり、9月に発表された金融緩和の枠組み変更以降もマイナス金利を維持しています。
主要な銀行の住宅ローンの金利の推移はじめにご紹介した長期金利の動向を踏まえて、主要な銀行の住宅ローンの金利の10月からの推移をご紹介します。
新生銀行
第1に、新生銀行の10月からの推移は次の通りです。
・変動金利は、10月の0.450%を0.05%引き上げて0.500%にしています。
・10年固定は、10月の0.900%を据え置いています。
・20年固定も、10月の1.100%を据え置いています。
・30年固定も、10月の1.700%を据え置いています。
住信SBIネット銀行(ネット専用住宅ローン)
第2に、住信SBIネット銀行(ネット専用住宅ローン)の10月からの推移は次の通りです。
・変動金利は、10月の0.497%を据え置いています。
・10年固定も、10月の0.500%を据え置いています。
・20年固定も、10月の0.810%を据え置いています。
・30年固定も、10月の1.070%を据え置いています。
じぶん銀行
第3に、じぶん銀行の10月からの推移は次の通りです。
・変動金利は、10月の0.697%を据え置いています。
・10年固定は、10月の0.710%から0.010%引き下げて0.070%にしています。
・20年固定は、10月の1.363%から0.010%引き上げて1.373%にしています。
・30年固定は、10月の2.050%から0.020%引き上げて2.070%にしています。
三菱東京UFJ銀行(保証料を加えた実質金利)
第4に、三菱東京UFJ銀行の保証料を加えた実質金利の10月からの推移は次の通りです。
・変動金利は、10月の1.075%を据え置いています。
・10年固定も、10月の0.800%を据え置いています。
・20年固定も、10月の2.800%を据え置いています。
・30年固定は、10月の1.310%から0.060%引き下げて1.250%にしています。
今月の固定金利ベスト3は以下の通りです。
<10年金利>
1位 りそな銀行 0.450%
2位 じぶん銀行 0.500%
2位 住信SBIネット銀行 0.500%
<20年金利>
1位 住信SBIネット銀行 0.810%
2位 新生銀行 1.100%
3位 じぶん銀行 1.173%
20年金利はともかく、10年金利は変動金利より安いところもあります。
10年で完済できるという人は固定金利という選択もいいでしょう。でも、そうでなければ変動金利の方がおすすめです。
これからの住宅ローンの選択について
11月はほとんど金利が据え置きでした。これまでずっと引き下げられていた住宅金利も先々月になって引き上がり、今月は据え置きですから、ひと段落付いたのかなという印象を受けます。
ですが、いまだに低金利であることに変わりはありません。結局は住宅ローンを組む方にとってはチャンスの時期であることに変わりはありません。とはいっても、住宅ローンも数多くありますが、どの住宅ローンを組むのが良いのでしょうか。住宅ローンを組む際は、金利も重要ですがそれ以外にも様々なサービスをそれぞれの金融機関が行っているのでそういう点にも着目して、いくつかの金融機関のご紹介をしたいと思います。
最初にご紹介するのはじぶん銀行です。こちらの銀行は変動金利で0.497%と最低金利を維持しています。金利だけで選んでもとても魅力的です。しかし、じぶん銀行の魅力は金利だけではありません。
まず第一のポイントは保証料・手数料・資金移動などが無料という点です。大きな特典ではありませんが、毎回毎回かかってしまう手数料などが無料なのはうれしいですよね。
第二に、無料でがん保障特約がついているという点です。これはがんと診断されると、住宅ローン残高が1/2になるという保証です。もしもの時にとても助かりますよね。
第三に手続きがとても簡単です。書類の郵送等が不要でネットでの申し込みができます。書類の作成も時間がかかりますからネットでできるととても便利ですよね。
金利が低いだけではなくもしもの時でも安心できるじぶん銀行は魅力的ですね。
次にご紹介するのが新生銀行の住宅ローンです。多くの銀行で、金利が現状維持という中で、新生銀行の変動金利は、0.1%引き下げという低金利を実現しています。
また、新生銀行は、それだけではなく”安心パック”というサービスもあり、こちらも併せて使っていきたいサービスです。このサービスは、住宅ローンを組んだ方を対象にしたもので、大きく分けて二つのサービスがあります。
一つ目は、団体信用介護保障保険(通称:安心保障付団信)です。こちらは、被保険者つまりローンを申し込んだ人が、要介護状態になってしまった場合、保険会社より不払い分を弁済するといサービスです。二つ目は、元金据置サービス(通称:コントロール返済)です。こちらは、一部繰上げ返済を行った分を行うことで、その部分の支払いを利息だけにできるということができるサービスです。
どちらも払えなくなってしまった”もしも”に対応できる魅力的なサービスですよね。当然、手数料はかかりますが、申し込んでおけば、後から心配しなくて済むのでうれしいサービスです。
また、住宅ローンの審査も一度で済むので、借りる側としてはとても助かります。
金利とは関係ない部分ではありますが、住宅ローンを新生銀行で組むと、”プラチナ会員”になり、ATM手数料のみならず、振込手数料も月間10回まで無料になります。一回あたり、振込手数料が300円ですから、月間で3000円、年間で36000円オトクになります。
このような魅力的なサービスを提供していることから新生銀行は、日経優秀製品・サービス賞にて最優秀賞を受賞しています。
相談できる住宅ローン住信SBIネット銀行のグループ企業であるSBIマネープラザでは、住宅ローンの店舗相談が可能です。
住宅ローンには様々な金利プランがあり、初めて借りる方、また借り換えを行う方にとっては不安な面が大きいかと思います。
自分の給料に合ったプランはどのプランがいいのか、今後の事を見据えて住宅ローンを借り換えたいという方はお近くのSBIマネープラザにてご相談してみてはいかがでしょうか。
自分にあった住宅ローンを
一例として、住信SBIネット銀行・新生銀行の住宅ローンをお勧めさせていただきましたが、そこはどうしても個人差がでるものです。いくつか住宅ローンを比較検討して申し込みをすることが何より大事なのかな思います。
例えば、イオン銀行で住宅ローンを組みますと、イオンでのお買い物が全て5パーセントオフでできるというサービスがあります。
このように、それぞれの銀行で、金利以外でのメリットがあります。こういう点で住宅ローンを検討するのも一つの選択だと思います。これ以外にも魅力あるサービスを行っている銀行もありますから、色々と検討する材料にしてみてはいかがでしょうか。
ここまで、2016年11月の金利について、いくつかの銀行が行っている金利に関するサービス・それ以外のサービスについても触れてまいりました。
現在の住宅ローンの金利は上昇後の据え置きとはいえ、過去最低水準です。今後少しずつ金利が上昇する可能性もありますが、そもそも金利自体が低水位にありますので、まだこの状態が続くでしょう。現在の金利は、変動金利が、0.497%~2.675%、10年固定金利が、0.550%~3.600%、20年金利が、0.810%~2.800%になっています。あくまでも現在の金利ですが、参考にはなろうかと思います。
現在は低金利とは言え、景気回復をきっかけに金利が上昇する可能性も現実的にある話です。13年程前に、最低金利0.435%だった時も、景気回復をきっかけに約1.5%まで引き上げられたことがありました。ですので、今回もそのようなことが起きる可能性はあります。ですが、金利が引き上げられたとしても、せいぜい1.5%程度といえるでしょう。
当然、それぞれの銀行の住宅ローン金利が何%なのかというのはとても重要なことなのですが、他にも利便性や金利以外のサービスの内容なども総合的に加味して、住宅ローンを組むべきだろうと思います。住宅ローンを組むというのはそれだけで”大きな買い物”です。様々な条件をじっくりと判断して、後悔のない、選択ができることが何よりも望ましいのです。この記事が、住宅ローンを組もうとする方の一助となれば幸いだと思っております。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |