住宅ローンの融資のタイプ別豆知識
銀行融資の4つの方法とは
マイホームを購入しようと考えている方は最近増加の傾向にあります。その背景には価格の低下があり、2013年1月に日本人のマイホーム所持率は71.6%を占めています。
同様に銀行融資の相談も増加傾向にあります。
ここからは4種類ある銀行融資の特徴について説明します。
・全期間固定金利型について
ローン返済が終わるまで固定金利型で支払う方法です。
・固定金利型について
借りたときの金利が借りている間ずっと続くタイプです。
金利は経済状況により、常に変化していますが、一度固定金利型で借りたローンの金利は変わることはありません。なので、金利が安いときに固定金利型で借りると、世の中の金利の変動に影響を受けないため安心です。また毎月返済額も変わることはないので、生活プランが立てやすいというメリットがあります。
・変動金利型について
固定金利型と対称に金利はその時々の金利状況によって半年ごとに変わります。
もし金利が上がれば変動金利型で借りたローンの金利も上がり、支払う利息が増えるというリスクがあります。ただ、同じ時点の金利は固定金利型よりも低いので、ずっと低金利が続くとお得です。しかし、ここで注意が必要なのはずっと低金利が続くことは保証されないため、高くなってしまった場合は逆に高く金利を支払う必要があります。
・固定期間選択型について
一定期間だけ固定金利とうのが特徴です。
これは、10年、5年、3年といった一定期間は固定金利で、その期間終了後に次は固定金利型にするか変動金利型にするか選択が可能となります。金利水準は固定金利型と変動金利型の中間ですが。扱う金融機関が多く、特に固定期間10年タイプは5年、3年タイプと比べ割安に設定されている点に注目です。
ここで、整理してみましょう。
固定金利型(全期間固定型)代表的なものとして「フラット35」があります。
変動金利型のメリット・デメリットは、同時期の金利は他のタイプに比べて最も低い点、低金利のときは有利だが、金利が高くなると毎月の返済額が上がり、返済が苦しくなる可能性がりあます。
固定期間選択型のメリット・デメリットは扱う金融機関が多いので競争が激しく、比較的お得な金利がついている点です。
これら、4つの方法から自分に最適な方法を探してみましょう。
融資の知って得する豆知識
いかに少ない利息でローンを組みたてるか。誰も失敗したいと考える人なんていません。
成功するためのお得情報をここでは説明していきます。
金利が低い現在、いくら超低金利でマイホームを買うチャンスとは言っても住宅ローンの金利は銀行預金よりはるかに上回ります。年2%の金利でも、3000万円の住宅ローンを30年の返済期間で借りた場合、支払う利息は総額で992万円にもなります。つまり、返す金額(総返済額)は約4000万円ということになります。住宅ローンの負担を可能な限り軽くするには、この総返済額をいかに少なくするかがポイントとなります。
総返済額を減らすコツは「借入金額を少なく」「金利を低く」「返済期間を短く」の3つに視点を置き、無理なく返せる毎月返済額を指標に総返済額を算出し、最も少なく済む借り方を選ぶことです。
最近は「頭金ゼロ」、つまり住宅価格の全額をローンで購入できる物件も増えています。しかし「貯金がなくてもマイホームが買える」と飛びつくのは推奨しません。
まず、頭金ゼロということは借入金額が多くなるため、毎月返済額が高くなって返済が難しくなります。ローンを払えなくなったらマイホームを売れば良いと考える人もいますが、購入した価格より高く売れることはそうそうありません。貯金がないから頭金ゼロで買うということにも問題があります。マイホームを購入すれば、住宅ローン以外にも固定資産税など維持費も発生します。もし、貯金する習慣がないのならばローンを払い続けるのは難しいと言えるでしょう。なにより積み立ての習慣を身につけることから初めていくことを推奨します。
融資の知っておいてお得なことはまだまだあります。知識を得て損をするということはまずありません。ローンは早く返済出来るように計画を立てることが第一となりますので、当たり前のことではありますが、ローンを組む際は事前に情報を収集しておくことを推奨いたします。
融資特約における注意点
融資特約とは、金融機関やローン会社などと契約をした後に、予定していた契約が不成立(融資を受けられないなど)になった場合、契約の白紙撤回を可能とする条項のことをいいます。
(例)契約をした後に年収の不足や様々な理由のために、金融機関やローン会社から融資が受けられずにローンが組めなくなってしまった場合などに有効な条項です。
融資特約は、ローン特約などいくつかよび方があります。
白紙撤回することが可能であっても、手付金など支払った額は無利息で返済されます。
特約には2種類あります。
・「解除条件型」のローン特約(融資特約)
条件が成就(ローンの否認)した際に、売買契約の効力が消滅するという内容を定めた特約のこと。
・停止条件型」のローン特約(融資特約)
条件が成就(ローンの承認)した際に、売買契約の効力が生じるという内容を定めた特約のこと。
融資特約は売主と買主の間で合意があればつけること可能です。
標準売買契約書では融資特約は契約の一条項の1つとして、条文化されています。
この特約につきましては、注意点がいくつかあります。
問題として、下記の場合特約が受けられない可能性があります。
・ローンが組めない場合は、売買は不可能となる。
・口頭だけの特約では特約の効力を発さない場合がある。
・手付金が戻らない場合がある。
上記のような契約状態であった場合、契約を白紙撤回することが難しい場合があります。
特に口頭での契約は言った、言わないとなり大変良くない契約方法です。特に推奨いたしません。高額を扱う契約となりますので、口頭での契約は避けることを推奨いたします。
契約書の細かい字で記載されている内容こそ注意が必要なので、融資特約を付随する場合でも全ての文書に目を通しましょう。
知識を得て損をすることはありませんので、ローンを組む際は契約をする際は事前に注意点を調べておくことを推奨いたします。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
×
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |