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住宅ローンの種類と窓口

不動産会社から進められるがままに、紹介の提携ローンが他の住宅ローンよりお得というわけではありません。不動産会社へ紹介料として相応のマージンが流れているケースや別途「ローン取扱い手数料」が3万～5万円必要になる場合もあります。

不動産会社の提携ローンは利用しなくてもよいので、もっと有利な住宅ローンを探しましょう！

住宅ローンは大きく３つに分けられます。銀行などの民間の金融機関が融資する民間住宅ローン、住宅金融支援機構（旧住宅金融公庫）の商品でフラット35といった半官半民ローン、財形貯蓄をしている人むけの財形住宅融資や自治体による利子補給制度といった公的ローンがあります。

種類		特徴など
民間住宅ローン	メガバンク (みずほ、三井住友、三菱東京UFJ)	取扱のローンの種類が多く、金利が低いのが特徴。特に大都市圏では支店数も多く、相談窓口を設けているところが多い。
	ネット銀行	人気！ネットを中心に展開しているため、全国から利用ができ、多数の視点維持費等が無いため金利面でも大手をしのぐことが多い。
	地方銀行	地場に根付いた安心感がある。年齢や収入基準などをクリアすれば融資が受けられ、本店所在地以外の都道府県にある支店でも利用できる場合が多い。特徴的な商品を出しているところもある。
	労働金庫	労働金庫の場合、労組員が対象だが、自営業者などでも個人会員になれば借入可。
	信用金庫・信用組合	中には意外にもお得な金利を提案することもある。
	信託銀行	メガバンクに比べ金利が低いところもある。店舗が少ない。
	JAバンク(農協)	一般の人でも会員になれば利用が可能。各地のJAによって金利等が異なる。
	生命保険会社	銀行との提携住宅ローンとして利用するのが中心。稀にオリジナルの住宅ローンもある。
半官半民住宅ローン	フラット35	住宅金融支援機構（旧住宅金融公庫）と民間金融機関とのコラボレーション･タイプの住宅ローン。最長35年の長期固定金利の住宅ローンが特徴。販売は銀行が窓口と取り扱っている。金利は金融機関によって違う。
公的ローン	財形住宅融資	企業が福利厚生として財形貯蓄制度を導入している場合があります。財形貯蓄をしている人向けのローン。
	自治体	地方自治体によっては一定の融資額に対し利子補給を行う制度を導入している場合があります。各自治体で確認してみましょう。

各住宅ローンの特徴

大手銀行(メガバンク)、地方銀行の特徴

口座を持っていなくても、物件が各支店等のエリアにあれば検討できます。自営業や中小企業の経営者に対しては審査が厳しく、三年以内に一度でも赤字決算を出しているとほとんど無理だと言われています。

ネット銀行の特徴

一部地域を除いて、全国を大半カバーしている。優遇金利面や手数料が特に安いのが特徴。支店にわざわざ訪問しなくてもよいという利便性がある。審査基準は高めに設定されているので、自営業や小規模の会社に務めている場合は厳しい場合もあるが、非常に金利が魅力的でもあるので不安な方でも一度審査申し込みをおこなうことをお勧めします。

フラット35

職業に関わらず、基本的には前年の年収で融資の可否を検討してもらえます。審査の敷居は低い分、金利が高めなのが難点。最も利用しやすい反面、住宅の仕様(床面積など)の要件は求められます。

自治体融資

東京都の個人住宅利子補給助成では、当初10年間は銀行金利に対して1.0%を利子補給。返済期間は30年以内。各自治体に助成制度があるか確認してみて下さい。