物件の選び方②一戸建てVSマンション
一戸建てのメリット・デメリット
住宅購入の選択では一戸建てにするかマンションにするのかは悩みどころです。
そこでまず一戸建てのメリットとデメリットについてみていきます。
◆その土地に建つ建物には上下左右の住民が隣接しておらず自分の世帯(二世帯の場合には親や子の世帯)だけが住むので、住民トラブルを懸念して騒音や振動に必要以上の気配りをする必要がない。
◆玄関や廊下は共有部分ではないので高いプライバシーを持つことが可能となる。
◆管理組合に加入する必要がなく、管理費・修繕積立金・駐車場代などの維持管理費用を月ごと、年ごとに支払う必要がない。
◆土地も自分のものなので、マンションに比べて資産価値の下落幅は少ない。
◆増改築で管理組合などの許可を取る必要がなく、また設計も自由にできる。
◆庭があるので家庭菜園や子育てなどが出来る。
【デメリット】
◆マンションよりも不動産価格が高いので、住宅ローンの負担が大きくなる。
◆リフォーム代金は積み立てではないので、必要なときに自費から一度に支払うことになる。
◆窓や外部に面する壁が多いので、機密性や断熱性が低い
◆管理人がおらず、監視カメラ等も基本的にはつけていないので防犯性が低くなる。
◆家の寿命はマンションよりも短い。マンションは約50年だが一戸建ては約30年
◆家の基礎や壁の中などがわかりにくく、住んでから欠陥住宅に気がつく危険性がある。もし、欠陥住宅である場合自分だけで対処する必要がある。
一戸建ての購入を検討するのであれば、これらのメリットとデメリットを理解したうえで決断することをお勧めします。
マンション購入のメリット・デメリット
マンションの購入をするのであれば、マンションのメリットとデメリットを知ることが必要です。どのようなメリットとデメリットがあるのかというと、下記のようなものがあります。
【メリット】
◆一戸建てよりも不動産価格が安いので購入しやすい。
◆修繕計画は長期にわたり計画され、費用も積み立ててていくので一度に大きな負担はない。
◆エントランス前にある管理人室、監視カメラ、オートロックなど外部から不審者が入りにくい構造になるのでセキュリティが高い
◆窓が少なく上下左右は違う世帯の部屋で気密性や断熱性が高い。
◆同じ建物に住んでいる住民同士で付き合いを密にする必要があり、避難訓練など万が一災害が起きたときの備えも協力して出来る。
◆マンションの基礎部分に最新の免震構造を採用したり、揺れを建物全体をわざとしならせることでダメージを減らし耐震性を高い物件が増えている。
【デメリット】
◆管理費や修繕積み立て金、駐車場代など月ごと、年ごとの経済的負担が増える。
◆不動産価格が下落しやすく将来転売するときに高く売りにくい。
◆上下左右の住民を気遣い騒音を出さないように対策が必要。特に子供がいる世帯であれば夜鳴きや歩く音などが響きやすいので注意しなければならない。
◆高い階では窓を開けることも出来ず、洗濯物等を干すことも出来ない。部屋に行くにはエレベーターを使うが停電時は何十階も階段を上り下りすることになる。
◆管理組合に加入せねばならず、役員など面倒な仕事がある。
年齢層・収入層別ニーズについて
一戸建てとマンションでは、ライフスタイルが異なるため、年齢や収入ごとにニーズが異なります。
日本住宅建設産業協会が平成18年に行った「住宅に関するニーズについてのアンケート調査」では、世帯主の年齢で見るとマンションは30歳前半が44%、30歳代後半が35%と、30代々が約8割をしており10%未満で20歳代と40歳代と続く。
一方で一戸建ての場合30歳代前半が35%、30歳代後半が38%と30代が中心であることは変わらないが、20歳代がわずか3%になるのに対して40歳代が15%と増えていく。
年齢が上がるにつれ、他人と接して暮らす集合住宅よりも自分の土地に住もうという意識が見て取れます。
また年収で見てみると、住宅金融支援機構がまとめたフラット35利用者調査報告では新築と中古のマンションでは年収400万円から600万円が約3割、600万円から800万円が約2割となります。
400万円未満は中古であれば2割ですが新築では1割程度とバラ月が出てきます。
一戸建てでは注文住宅、土地月注文住宅、建売住宅、中古戸建を見てみれば、400万円から600万円未満が約4割、600万円から800万円未満が約2割というところです。
ただ400万円未満は中古戸建では約3割ほどになりその分400万円から600万円未満、600万円から800万円未満の割合がやや減ります。
マンション、一戸建てどちらも400万円から600万円未満の世帯収入が占める割合が大きいですが、800万円を超える中層以上の割合はマンションのほうが高いです。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |