銀行・信販会社・損保会社・消費者金融の違い
銀行・消費者金融について
何かの目的で資金を確保したいというときに、足りない資金を調達する手段として金融機関に借りるという方法があります。その金融機関を比較する際、、銀行と消費者金融で悩むことも良くある話です。
どちらも融資をしてくれるという意味では、同じように見えますが、その実態には大きな違いがあります。
まず銀行ですが、銀行の業務は預金を受け入れること、融資を行うこと、手形の割引や為替取引などがあり、それら全てで手数料や金利を得て収益を上げています。
つまり、融資だけに頼っていない分、金利をそれほど高くする必要がなく消費者金融よりも低い水準で貸し付けています。
ただし、融資を行うに当たっては債務を確実に回収するべく担保や保証人を必要とし審査も厳しくなっています。
対して消費者金融は無担保、無保証人と本人の返済能力・信用を材料に、融資を行う金融機関です。
銀行と違い預金や為替取引などを行っていません。
銀行の場合、個人と企業を顧客としていますが、消費者金融では主に個人を相手としています。
返済が不可能となった場合に担保、保証人がないので、貸し倒れとなるリスクがあり、その分金利が高く設定されます。
また、取立ては銀行よりも消費者金融のほうが厳しいとされています。
損保会社について
損保会社とは、正式には損害保険会社の略称です。基本的には自動車事故や火事、地震等の災害や事故がおきた時に、契約者が損害を蒙れば契約の内容に応じて、一定額の保険金を支払うことが業務となります。
ただ、加入者からの預かり資産を運用するべく、融資も行い収益を挙げています。
融資をするに当たり、損保会社では万が一のことが起これば契約者に保険金を支払う義務があるため、相応の資金を持たなければなりません。それゆえ、貸し倒れとなるような融資をすることを極力避けて短期貸付など安全なものにしています。
ただし、損保会社では契約者貸付制度をを行っており、条件を満たした契約者に対して一定額の範囲で住宅ローンや自動車ローンの融資を行うローン商品を提供しています。
すでに保険商品を契約している契約者向けのローン商品ですので、無審査で利用できることが一般的です。
また、損保会社の融資は保険が担保として扱われるので、金利は極めて低く抑えられることが大きな利点です。
とはいえ、これはあくまでも損保会社が預かる資産の運用として行っており、保険商品の一部として自分の支払った保険料を借りているわけではない事を混同してはいけません。
ですから、融資を行うのはあくまでも契約者本人であり、家族であっても契約者貸付制度を利用することは不可能です。
信販会社とは?
信販会社は、客の信用を元に取引をする会社のことです。商品をお店で購入するときに、信販会社がまず代金を立て替えて、あとから顧客に代金を請求することが業務内容となります。
よくクレジットカード会社を信販会社と混同していることがありますが、信販会社が事業の一部、あるいは主としてクレジットカードを発行しているのであって、クレジットカード会社全てが信販会社ではありません。
実際クレジットカードは銀行や消費者金融なども発行しています。
代金を立て替えるということを見ると、利用者にお金を貸しているとみなして消費者金融と同じようにも見えます。
しかし、融資をする流れを見れば同じではないことを知ることが出来ます。
なぜなら信販会社は無条件に顧客を信用するのではなく厳しい審査をした上で信用をしています。
また、信販会社の場合には収益源は融資で得られるだけでなく、カードの入会金・年会費などもあります。
一方で消費者金融の場合には利息が収益源で、貸さなければ儲けることが出来ません。
それで審査の基準が緩くなります、金利を多くとろうとします。
これにより信販会社の貸し倒れのリスクは消費者金融よりも低くなり金利も同様に低くなるのです。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
×
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |