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住宅ローンの変動金利の見直し時期は?

住宅ローンの変動金利で失敗してしまうケースとは?

komaru住宅ローンの変動金利は、将来日銀の政策金利が下がることが予想されるときには返済額を減らす効果があります。
しかしながら、経済とは流動的で金利が下がり続ける、あるいは現状を維持するとは限りません。
特に現在のようにアベノミクスというデフレ解消のための物価上昇政策が取られている場合、物価の上昇は日銀の政策金利の上昇に連動しているので変動金利が上がるであろう、と予測できます。
現にいくつの大手金融機関では、住宅ローン金利の引き上げを実施している状況です。
何もない状態であれば低金利で返せるかもしれないと変動金利を選ぶメリットがありますが、金利が上昇する要因があるのにもかかわらず変動金利を選択するならば、墓穴を掘るのも同じです。
しかも、住宅ローンの返済額は5年に1度くらいのタイミングで見直しをするので、変更する時期の間では同じ額で返済し続けます。もし、変動金利が上昇に転じれば、返済額における元本の割合は返済額から利息を引いた額となるので少なくなるのです。元本が少なくなれば、それだけ返済期間は延びて利息負担も比例して増加します。
これでは、変動金利で住宅ローンの返済を楽になるどころか、逆の結果に陥ります。
変動金利には魅力があることは確かですが、政治・経済の動向を見ずに選択すれば確実に失敗します。

変動金利の見直しをするタイミングとは?

変動金利は上手く設定できれば、固定金利よりも安い金利に抑えることが可能ですが、この先金利の上昇が起こるならば金利の設定を再び行う時期になれば固定金利よりも高い金利に逆転している可能性があります。
それならば、現時点では固定金利が高くても固定金利に切り替えることもひとつの選択です。
では、変動金利の見直しはいつするべきかということでは、自分だけの考えでなく専門家によるシミュレーションを活用することが最善です。
シミュレーションでは、現状の住宅ローン商品の条件と将来の金利上昇リスクなどを踏まえて、変動金利のままでいる場合と固定金利に切り替えた場合の返済額の差を予想することが出来ます。
一般的には、金利上昇は5年に1%程度であれば変動金利が返済に有利であるといわれていますが、変動金利から固定金利に金利を再設定する場合には、返済手数料や変更手数料もかかるので正確に計算をする必要があります。
その上で、シミュレーションの結果が変動金利よりも固定金利が返済に有利を判明したら、すぐにでも固定金利に切り替えることをお勧めします。なぜなら、変動金利の金利設定はおよそ半年に1度見直されるので、悠長にしていたらそれだけで一度目の金利上昇リスクを体験することになるからです。


変動金利で相談したいときは?

変動金利では、常に金利上昇リスクとの葛藤となります。
それゆえに今後の事を考えれば、専門知識を持つ専門家に相談をするのが一番です。
相談する相手としては、家を購入するときに利用した不動産屋の営業マン、住宅ローンを借りている銀行の担当者、住宅ローンの相談サービスをしているファイナンシャルプランナーがあります。
まず不動産屋の営業マンは、専門知識がありますし住宅ローンに関する相談は無料なので気軽ですが、あくまでも金融ではなく家を売ることが仕事なので変動金利の金利上昇リスクに対する的確な対応が出来るとは限りません。
銀行の担当者であれば、金融が専門であり細かな疑問に答えることが出来ますし金利の切り替え手続きをそのまま済ませることも出来ます。変動金利においては金利引き下げ交渉で若干ですが金利を引き下げてくれることもあります。
ただし、利息は銀行の重要な収益源でありますし、担当者の営業ノルマを得るために余計な金融商品を売りつけられる可能性もあります。
ファイナンシャルプランナーは、まさにこのような金利上昇リスクのことを考えて最適なプランを提案するのか仕事です。
金融機関系列ではなく独立系であればしがらみを持たずに相談を聞いてくれます。
しかしながら、ファイナンシャルプランナーの無料相談は大雑把なことしか話せず具体的な相談は数千円から数万円の相談料がかかります。
このようにしてみると、一番客観的で専門的なアドバイスを受けることが出来るのはファイナンシャルプランナーです。
有料であることがネックであろうとも、将来金利上昇した場合には数十万以上の負担増になることを考えれば必要経費と割り切るべきことです。


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住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)

名称 表面金利(%)


保証料 事務
手数料
繰上返済
手数料
(変動)
来店


詳細
変動
金利
10年
金利
20年
金利
新生銀行
新生銀行
0.45 0.75 0.95 なし ○ なし ○ ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% 無料 不要
あり ○ 詳細
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行
0.380 0.58 1.21 なし ○ なし ○ 借入額の2.20%(税込) 33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
りそな銀行
りそな銀行
※2020年3月
適用金利
0.429 0.60 0.90 あり × なし ○ 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% 無料~33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行
0.475 0.64 2.84~2.99 あり × あり × 33,000円(税込) 無料~16,500円(税込) 不要
あり ○ 詳細
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名称 金利 事務手数料 保証料 来店 金利
優遇条件
繰上げ
返済
詳細
フラット35 フラット35S
15年以上~20年以下 21年以上~35年以下 当初5年 6~10年目 11年目以降
住信SBIネット銀行フラット35
住信SBIネット銀行フラット35
1.03% 1.12% 0.78% 0.78% 1.03% 借入額の0.99%(税込)~ なし 不要 なし 無料 詳細
楽天銀行フラット35
楽天銀行フラット35
1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の1.10% なし なし 無料 詳細
ARUHI
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1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の2.0% なし なし 無料 詳細
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