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住宅ローンの借り換えとは何か、借り換え前にチェックする点、住宅ローンの借り換え後の生活の変化について解説します。

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住宅ローンの借り換えとは?

住宅ローン借り換えとは?

住宅ローン借り換えとは

異なる金融機関から新しく借り入れ、その資金で現在返済中の住宅ローンを完済し、より有利な条件で新しい住宅ローンに乗り換えることを借り換えといいます。

新規で住宅ローンを借り入れる場合とほとんど同じ手順を踏むため、年収や健康状態、住宅の担保価値などの審査が行われます。また、金融機関によっては事務手数料、繰り上げ返済手数料、登記費用、保証料等の借り換え手数料がかかります。保証料がかからない金融機関の場合、諸費用にかかる金額は20~30万が目安となります。一時的にまとまった金額が必要になるため、この諸費用分も含め借り換えすることも可能です。

借り換えをするにはこのような手続きが必要なため面倒に思われがちですが、現在より低金利の住宅ローンに変えることにより、返済期間が短縮する、月々の返済額が下がる、将来の金利上昇に備えられるというメリットがあります。

金利が1%変わることで、総返済額に何百万単位の差が生まれます。借り換えすることにより金利が1%以上下がる、返済期間が10年以上残っている場合は、借り換えすることでメリットが得られやすいといえます。

金融機関や住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)のHP等で借り換えのシミュレーションを行えますので、いくら返済額が削減されるか、返済期間が短縮されるかを試算できます。入力項目は「現在の借り入れ残高」、「毎月返済分の借り入れ残高」、「ボーナス返済分の借り入れ残高」、「現在の借り入れ利率」等です。複数の金融機関から自分の目的に沿ったプランを検討することができます。

銀行が空いている時間に店舗へ行き、相談や手続きをしなくてはならないため、なかなか動くことができない方も多いかもしれません。ですが、銀行やローンセンターによっては土日でも相談に乗ってくれたり、電話やインターネット、郵便だけで完了することも可能です。

住宅ローン借り換えする前にチェックする点

住宅ローン借り換えする前にチェックする点

1. 年収に対して年間返済額の割合が、30%以内である

2. 勤続年数が1~3年以上である

3. 直近の1~2年で住宅ローン、カードローン、その他ローンの延滞がないか

4. 現在の住宅ローンを3年以上、正常に返済しているか

5. 親族等の債務の連帯保証人になっていないか

6. 保証会社からの保証を受けることができる

7. 申込み時の年齢が20歳以上65歳以下であり、かつローン完済時に80歳未満である

金融機関により細かい数字は異なりますが、主なチェック項目としては上記が挙げられます。

年収や勤続年数、借り入れ金額、住宅の担保価値などは人により異なります。厳密に基準を満たさなければ審査に通らないということもあれば、基準の数値を満たしていない場合でも、その人を見て判断することもあります。

また、居住年数や自己資産額、自営業かどうかなどの基準を設けている金融機関もあります。

しかし、どの金融機関でも共通するのは、「安定していて継続的な収入があるか」、「年収に対する返済額の割合が無理のない範囲か」、「現在の住宅ローンを含めたローン返済で遅延はないか」という点です。この3点は借り換えの審査においては大前提となり、新規で借り入れた時より審査も厳しくなる傾向があります。

ただし、年収を多めに、他社の利用件数を少なく、勤務先が以前の場所などの虚偽の申告をしてはいけません。借り入れが多いとしても、正常に返済が行われていれば審査する上でマイナスにはなりません。

金融機関により条件は様々なので、まずは目ぼしい金融機関に相談し、現在の自分の状況などと照らし合わせて検討してみましょう。

住宅ローン借り換え後の生活の変化とは

住宅ローン借り換え後の生活の変化とは

住宅ローンの借り換えは、今までとは異なる金融機関から新たに借り入れるため、月々の返済額やボーナス返済額の設定を見直すことができます。

月々の返済額を削減できた場合、総返済額は増加しますが、他で家計支出が増えた分を埋めることが可能です。

会社の業績悪化のため収入が減少した、お子様の進学や習い事に備え貯金したい、急な病気で入院費が必要になる、などの事態が起きても負担を軽減することができます。

返済期間を短縮すると、月々の返済額は増加しますが、総返済額を大幅に削減できます。家計に余裕がある場合は、期間を短縮する方がメリットは大きいといえます。60歳で定年退職を迎えた後にも返済が残っていると、公的年金の支給が始まる65歳までの5年間は家計が圧迫されることになります。1年でも返済期間を短縮することで、定年退職後の負担を減らすことができます。

また、変動金利から固定金利に変えた場合、将来の金利上昇によるリスクを回避もしくは抑制できます。固定金利では2年、3年、5年など期間が選択できるため、その都度自分のライフスタイルに合わせてプランの見直しが行えます。

借り換える前の住宅ローンの返済計画は過去に立てられたものなので、現在のライフスタイルには合ってない部分があるかもしれません。返済計画を見直すための手段として、借り換えという方法で自分に合ったプランを検討することができます。


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住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)

名称 表面金利(%)


保証料 事務
手数料
繰上返済
手数料
(変動)
来店


詳細
変動
金利
10年
金利
20年
金利
新生銀行
新生銀行
0.45 0.75 0.95 なし ○ なし ○ ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% 無料 不要
あり ○ 詳細
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行
0.380 0.58 1.21 なし ○ なし ○ 借入額の2.20%(税込) 33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
りそな銀行
りそな銀行
※2020年3月
適用金利
0.429 0.60 0.90 あり × なし ○ 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% 無料~33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行
0.475 0.64 2.84~2.99 あり × あり × 33,000円(税込) 無料~16,500円(税込) 不要
あり ○ 詳細
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名称 金利 事務手数料 保証料 来店 金利
優遇条件
繰上げ
返済
詳細
フラット35 フラット35S
15年以上~20年以下 21年以上~35年以下 当初5年 6~10年目 11年目以降
住信SBIネット銀行フラット35
住信SBIネット銀行フラット35
1.03% 1.12% 0.78% 0.78% 1.03% 借入額の0.99%(税込)~ なし 不要 なし 無料 詳細
楽天銀行フラット35
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1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の1.10% なし なし 無料 詳細
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1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の2.0% なし なし 無料 詳細
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