学生が住宅ローンを返済する際注意すべきこと
学生とローン返済について
学生さんがローンを組む場合、通常の消費者金融でとられている借入方式では、返済だけで精一杯になってしまいがちです。そこで、今回は学生さんにオススメの住宅ローンについて、リサーチしてみましょう
多くの消費者金融(消費者ローン)、キャッシングサービスで採用されている返済方式は「借入残高スライドリボルビング方式」です 。
毎月一定額を返済する「リボルビング払い(リボ払い)」は、借り入れ残高が高額になっていくと、決められた金額を返済しているだけでは元金がなかなか減らなくなります。
払われた返済金は、まずは利息手数料に充当されます。そして残った金額が元金の返済にまわされます。
なので、借り入れ額が多くなり残高が高くなると、支払うべき利息も高くなります。毎月同じ金額だけを返済していては、元金がなかなか減りません。
このような事態を避けるために採用されいるのが「残高スライドリボルビング方式」。毎月の返済金額が残高にあわせてスライドしていく仕組みです。多くの消費者金融がこの「残高スライドリボルビング方式」を採用しています。
返済と落とし穴に注意
残高スライドリボルビング払いは、借入残高が多いときは返済額も多くなり、残高が少なくなると返済額も少なくなります。これは利用しやすいように見えますが「返済金から元金に充てられる分がいつでも少ない」ということです。つまり、返済し続けても元金がなかなか減らないということですね。借入残高が少なくなった時こそ、元金にたくさん返済がまわしやすい時なのです。少し頑張って返済するだけで、元金が効果的に減っていきます。
それに対して、元金自由返済方式は、住宅ローンや学生ローンなでも良く見かけられる方式で、最低利息は必ず支払い、余裕があれば元金(借りているお金を返すお金)をプラスして返済すればよい返済方法となります。
この元金自由返済方式の便利なところは、お金がない時には利息だけを払い、お金がある時にできるだけ元金を払っていくという調整ができることです。
お金がなくても利息だけの支払いならそれほど負担にならないし、学生ローンとしてはなかなかいい支払い方法かと思われます。 なお、この返済方式では、元金の返済に特に決まりがないため、利息だけを延々と支払いがちになり、いつまで経っても元金が減らないということがよくあるので注意が必要です。
元金自由返済方式というのは、決められた返済日に利息のみを返すのもOKという緩い返済なので、負担が軽いから学生にとってはありがたい方式です。お金がある時にまとめて返済し、ない時は利息だけ・・という自由で手軽な返済ですが、こういった返済方式は、自己管理がある程度できる人じゃないと、いつまでたっても返済できないということもあります。
自分に甘く、お金があってもつい自分がやりたいことを優先してしまうような人は、この元金自由返済方式に注意しなきゃいけないと思います。
だって、元金が減らなければ利息だって減りませんからね。
元金を返してやっとちょっとずつ返済っていうのは減っていくものですよね。
だけど元金自由返済方式で、ほとんど元金が減らなければ、学生には負担がなくて便利な返済方式と言ったって、損することの方が多くなる可能性も・・。みなさま、金銭管理はしっかりとお願いします。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
×
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |