【2016年9月最新】住宅ローン情報
人気銀行の9月の金利推移
今回も同様に、現在の時点に人気な銀行において、本題の金利の動きを各住宅ローンを比較して追っていきます。
この人気な銀行は2016年9月においての3位までであり、第1位の新生銀行、第2位の住信SBIネット銀行、第3のじぶん銀行となっています。そして金利の比較期間は2016年の6月から9月まで4ヶ月間とします。比較したのは変動金利、10年固定金利、20年固定金利、30年固定金利です。
また、以下に記す金利は全て実質金利を元とします。この実質金利とは、各銀行が表記している見た目上の金利値である表面金利から、加算される各手数料・保証料などを年率に直した金利値となっています。
ですので、比較の際に差が出ないよう、最も参考になる実質金利を用いていくことにします。
変動金利の推移
まずは各人気銀行の変動金利の推移です。
ここで注意点が一つあります。それは住信SBIネット銀行の変動金利においては、自己資金が20%以上であれば金利は0.697%、自己資金が20%未満であれば金利は0.768%と二種類があることについてです。ですので住信SBIネット銀行のグラフは「最小」と「最大」に分けて作りました。
さて、このグラフを見ると、2016年6月から7月の期間において、いくつかの銀行が金利を下げ、そしてその後の3ヶ月間はどの銀行も金利が変わらないままでいることが分かります。改めて、直近の数値推移も詳しく見ていきましょう。
〈変動金利の2016年8月から9月推移〉
・新生銀行:0.400%→0.400% (±0%)
・じぶん銀行:0.697%→0.697% (±0%)
・住信SBIネット銀行:0.697~0.768%→0.697~0.768% (±0%)
これらの値から、変動金利においては人気No.1の新生銀行が群を抜いて低金利であり、それを3ヶ月もの間維持していることが分かります。そしてこの4ヶ月において比べてみても、全て新生銀行は最低金利で居続けています。さすが人気No.1と言えるでしょう!
また、前述のように住信ネットSBI銀行も自己資金が20%以上という条件付き金利であるならば、じぶん銀行と並んでいることが分かります。このように、ここ3ヶ月間はまったく金利が変わらない状態ですが、また来月がどうなるか見ものですね。
10年固定金利の推移
次は10年固定金利の推移です。
このグラフを見ると、2016年の6月から9月にかけて、金利に様々な変化があることがあります。数値的にも詳しく見ていきましょう。
〈10年固定金利の2016年8月から9月推移〉
・新生銀行:0.700%→0.700% (±0%)
・じぶん銀行:0.710%→0.710% (±0%)
・住信SBIネット銀行:0.670%→0.720% (+0.05%)
これらの値から、2016年8月の時点では新生銀行を抜かした住信SBIネット銀行ですが、今月は金利が上がり、新生銀行だけでなく、じぶん銀行にも負けてしまう状態に陥りました。そして10年金利において一番低い金利の銀行はわずかな差ですが、人気No.1の新生銀行となりました。
20年固定金利の推移
さて、次は20年固定金利です。
このグラフから、2016年6月から9月の間では、これら3銀行の金利の低さにおける順位は変わらないままでいることが分かります。また、3銀行とも7月には金利を下げ、8月には2銀行が金利を維持し、9月には2銀行が金利を少し高くしたことから、これら3銀行が似たような金利の上下の仕方をしていることが分かります。数値的にも詳しく見ていきましょう。
〈20年固定金利の2016年8月から9月推移〉
・新生銀行:0.850%→0.900% (+0.05%)
・じぶん銀行:1.343%→1.343% (±0%)
・住信SBIネット銀行:0.960%→1.010% (+0.05%)
30年固定金利の推移
最後に、30年固定金利の推移です。
このグラフから、3銀行の30年金利における低金利順位は変わらないままであることが見受けられます。では、直近において数値的にも詳しく見ていきましょう。
〈30年固定金利の2016年8月から9月推移〉
・新生銀行:1.450%→1.500% (+0.05%)
・じぶん銀行:1.970%→2.010% (+0.04%)
・住信SBIネット銀行:1.270%→1.270% (±0%)
これらの値から、2銀行が若干金利を上げたことが分かります。そのためか、前述のほかの金利では低金利No.1であった新生銀行は依然として住信SBIネット銀行には勝てず、むしろさらに差がついてしまいました。このため、4冠は果たせませんでしたが、今後どうなるかは楽しみなところです。
おすすめの住宅ローン
【ネット専用でオトク住信SBIネット銀行】最初にご紹介するのは住信SBIネット銀行です。こちらの銀行は変動金利で最低金利を維持しています。金利だけで選んでもとても魅力的です。しかし、住信SBIネット銀行の魅力は金利だけではありません。
まず第一のポイントは保証料・手数料・資金移動などが無料という点です。大きな特典ではありませんが、毎回毎回かかってしまう手数料などが無料なのはうれしいですよね。
第二に、団体信用生命保険と8疾病保障がついているという点です。ネットで住宅ローンを申し込めば、こちらがもれなくついてきます。また、女性限定にはなりますが、がん診断給付金保障もついてきます。金利が低いだけではなくもしもの時でも安心できる住信SBIネット銀行は魅力的ですね。
【今月まで!オトクな金利優遇キャンペーン】
次にご紹介するのが新生銀行の住宅ローンです。先ほどご紹介した住信ネット銀行の金利は最低水準で、0.497%でした。それに比べて新生銀行の住宅ローンは、0.55%でした。先月と変わらず据置の金利ではありますが、住信銀行と比べると少し金利が高く感じますよね…
ですが、新生銀行が現在行っているキャンペーンを使うととてもオトクになります。その名も”年0.15%金利優遇キャンペーン”です。名前の通り、申し込むことで、0.15%金利を引き下げることができます。他の銀行と比べても圧倒的に大幅な金利の引き下げができるというわけです。このキャンペーンは、今月末までに申し込むことが必要です。最低金利の今だからこそ、積極的に使いたいキャンペーンです。期限も迫っているので急いだ方がいいかもしれませんね。
また、新生銀行は、それだけではなく”安心パック”というサービスもあり、こちらも併せて使っていきたいサービスです。このサービスは、住宅ローンを組んだ方を対象にしたもので、大きく分けて二つのサービスがあります。
一つ目は、団体信用介護保障保険(通称:安心保障付団信)です。こちらは、被保険者つまりローンを申し込んだ人が、要介護状態になってしまった場合、保険会社より不払い分を弁済するといサービスです。
二つ目は、元金据置サービス(通称:コントロール返済)です。こちらは、一部繰上げ返済を行った分を行うことで、その部分の支払いを利息だけにできるということができるサービスです。
どちらも払えなくなってしまった”もしも”に対応できる魅力的なサービスですよね。当然、手数料はかかりますが、申し込んでおけば、後から心配しなくて済むのでうれしいサービスです。また、住宅ローンの審査も一度で済むので、借りる側としてはとても助かります。金利とは関係ない部分ではありますが、住宅ローンを新生銀行で組むと、”プラチナ会員”になり、ATM手数料のみならず、振込手数料も月間10回まで無料になります。一回あたり、振込手数料が300円ですから、月間で3000円、年間で36000円オトクになります。
このような魅力的なサービスを提供していることから新生銀行は、日経優秀製品・サービス賞にて最優秀賞を受賞しています。
一例として、住信ネット銀行・新生銀行の住宅ローンをお勧めさせていただきましたが、そこはどうしても個人差がでるものです。いくつか住宅ローンを比較検討して申し込みをすることが何より大事なのかな思います。また、それぞれの銀行で、金利以外でのメリットがあります。この金利以外でのメリットで住宅ローンを検討するのも一つの選択だと思います。
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |