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【2017年2月最新】住宅ローン情報

金利を引き下げた銀行、据え置いた銀行

2月の住宅ローンニュース

三菱東京UFJ銀行は、2月から10年固定型の住宅ローン金利を年0.65%から年0.5%に引き下げました。金利の引き下げは約6か月ぶりで、16年8月の過去最低金利と並びました。
また三井住友銀行も、10年固定型の住宅ローン金利を0.10%引き下げました。かきいれ時となる年度末に向けて、戦略的に金利を下げたとみられます。

一方みずほ銀行は年0.85%、三井住友銀行は年0.5%、りそな銀行は年0.9%と据え置きました。長期金利は上昇傾向にある一方、アメリカのトランプ大統領の政策が金融市場にもたらす影響を踏まえて異なる動きを見せました。

低金利だからこそ借り換えがおすすめ

景気は冷え込んでいますが、逆に住宅ローンを借り換えすれば100万円くらい節約できる可能性があります。

借り換えの諸費用はフラット35ならローン残高の3%、民間ローンなら1%程度かかり、借り換え先に支払うことになります。しかし今は以前より安い金利でローンを組むことで総返済額を抑えることが可能です。

借り換えは変動金利だけではなく、フラット35からフラット35の借り換えも可能です。フラット35は全期間固定金利のため将来の金利上昇リスクもなく、大きな借り換えメリットが期待できます。
フラット35なら0.5%、民間ローンなら0.3%の金利差があれば、住宅ローンの借り換えにメリットが生まれます。

ただし、固定金利から変動金利に借り換えるのはリスクがあり、一概に得をするとは言えませんが固定から固定、変動から固定、変動から変動に借り換えるにはリスクはないと言えます。

また実際には借り換えの手間も考える必要があります。得する額があまりに少ない場合、わざわざ時間を割いて借り換える人はいないと思われます。ローン残高が大きく残りの返済期間が長い人ほど、借り換えのメリットは大きくなります。

最初にローンを借りる時はじっくり比較する余裕がないので、審査に通りやすい分金利の高いローンを組んでしまうこともあるでしょう。その点借り換えは納得がいくまで情報収集が可能です。

情報収集をするとある程度時勢がみえてくるものです。好景気になると金利も上昇してしまうため、記録的な低金利が持続している今が借り換え時です。ただトランプ大統領就任による、金利の変動リスクを考えると、借り換えに迷っている方も少なくはないでしょう。そういう時は、5年以上の当初固定金利で考慮しましょう。トランプ大統領の任期は4年ですので、5年以上の当初固定金利であれば、任期中の金利変動の影響を受けずにすみます。

ただ、5年後や10年後の先行きは分かりませんので一時回避するという手だということを踏まえておきましょう。

2月のおすすめ住宅ローンは?

借り換え限定で、今もっともお得なのがSBIネット銀行です。
変動金利が0.447%で、人気の固定金利10年が0.50%で借りることが出来ます。
2月17日までに本申込を行うことが条件ですので、検討している方はネットから申し込みましょう!また、新規で借りても自己資金20%以上の場合ですと0.497%となり大変お得かつ、金利だけでなく団信や8疾病保障が基本でつき無料となります。

もっとお得に借り換えるのであれば住信SBIネット銀行を返済口座に指定すると融資手数料が融資額の1.0%になります。保証料も無料ですし、繰上返済手数料も無料です。大手銀行ですと、ネット銀行に比べると、元々の適用金利が高めに設定されており、保証料が適用金利に0.2%の上乗せが必要になる銀行が多く、それを踏まえるとネット銀行がいかに安いのか分かるでしょう。

ただ、ネット銀行ですと、相談出来ない、大手銀行でないと不安だ…という方もまだまだいるかと思います。まだ迷っている方はSBI銀行では窓口相談ができますので、SBIネット銀行のマネープラザに相談しましょう。

また、楽天銀行では、スカイプで相談できるサービスがあります。土日でも相談でき、夜の22時まで対応しているのは遅くまで働いている方にとって便利ですね。日中は相談に行けないし不安だという方や、もう目星をつけているという方や、借り換えを検討している方は、どんどん活用していきましょう。お得なのは変動金利だけではありません。人気の10年固定金利ではじぶん銀行もお得です。新規借り入れや借り換えでも0.5%と低金利になっています。

そして、じぶん銀行も同様に、2月15日からKDDIの直営店で住宅ローンの取り扱いを始めたことにより、対面で相談できるメリットが増えました。
まず東京・新宿と大阪市内の2店舗から始め、直営店全店に広げるようです。ネット専用住宅ローンも対面で相談出来る様になってきており、
住宅ローンはネットで申し込むのが不安という方もいざという時店舗に寄って相談出来るので安心出来そうですね。

また、フラット35は先月予想した通り下がりました。楽天銀行のフラット35は楽天銀行を支払口座にすると1.08%と、普通の銀行の事務手数料2.16%と比較すると最低水準です。住宅金融支援機構の債権の利率が前月より0.02%とわずかにダウン。これに影響を受け、フラット35の金利もわずかに低下しました。2017年2月に適用される、フラット35の15~20年型の固定金利は、前月より0.03%下がって0.99%になり21年~35年型の場合は1.10%と前月より0.02%下がりました。フラット35は提携する金融機関によって金利が異なります。このデータは金利や手数料が最低水準の楽天銀行が提供するものです。

民間ローンが金利を据え置くことが多い2月は、フラット35に相対的なお得感があります。新規借り入れするにも借り換えするにもいいタイミングと言えます。

3月のフラット35の金利はどうなる?

では3月はどうなるのでしょうか。前回の記事でも説明したように金利は住宅金融支援機構によって決まります。13日に予定がされていますが、なんともいえないのが現状です。

機構債の表面利率+住宅金融支援機構のコストと金融機関の利益で予測できますので、動向をみて、今月借りるか来月借りるかを検討しましょう。

金利の決まり方

住宅ローン金利のタイプには「変動型」「固定期間選択型」「全期間固定型」の3種類があります。
変動金利型は4月と10月に金利が変動します。3種類の中で最も金利が低めに設定されていて、金利が低い時期には大きく得をします。いっぽう毎月の返済額が一定な状態で金利が上がると、元金の返済に充てられる金額が減り、結果返済期間が伸びて返済総額が高くなります。

固定期間選択型は、一定の期間内は金利が固定され、それ以降は変動型と同じように金利が上下します。全期間固定型より金利は安めですが、固定期間終了後に金利が上がると損をします。全期間固定型は金利上昇リスクがありませんし、毎月の返済額や総額が決まることで将来の生活設計を立てやすくなります。ただ変動型や固定期間選択型に比べて、金利は高めに設定されます。

この考察をふまえると現在金利が上がることは考えにくく、変動金利タイプが有利と考えられます。しかし将来の金利上昇リスクは不明なので、各金利タイプの長所や短所をふまえたローン設計をする必要があります。

団体信用生命保険へ加入する?しない?

団体信用生命保険(団信)は借主が死亡または高度障害になった場合に、金融機関が住宅ローンの残額を払うことで残された家族は路頭に迷わなくて済むという生命保険です。

保険料は最初のうちは多く、年々減っていきます。団信への加入が民間ローンでは義務となっている一方、フラット35では任意加入となっています。注目したいのは民間ローンの場合、団信の保険料は利子に含まれているということ。

一方、フラット35で団信に加入したい場合は団信の保険料は別払いとなります。団信はあくまで生命保険なので、契約時のケガや病気によっては審査に通らない可能性があります。

フラット35の加入を検討している方は入る必要はないかと思います。わざわざ審査が通らないリスクを背負わなくてもいいわけですし、同じ保険金額で直接生命保険に申し込む方が金融機関が間に入らない分、保険料がもっと安くできます。

まとめ

3月は借り換えや新規で住宅ローンを申し込む方が増える時期です。
3月の金利はまだ予測が出来ませんがフラット35に関しては住宅金融支援機構によって来月の金利が予想することが出来ます。フラット35を検討している方は、動向を見極めて今月借りるか、来月借りるかを決めましょう。住信SBIネット銀行は今が借り換えのチャンスとなっています。

ただ、審査がありますので、審査に落ちた時のことを考えて他銀行にも審査を申込むことをおすすめします。この借り換えによって利息軽減ができるチャンスを逃さないようにしましょう。


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住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)

名称 表面金利(%)


保証料 事務
手数料
繰上返済
手数料
(変動)
来店


詳細
変動
金利
10年
金利
20年
金利
新生銀行
新生銀行
0.45 0.75 0.95 なし ○ なし ○ ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% 無料 不要
あり ○ 詳細
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行
0.380 0.58 1.21 なし ○ なし ○ 借入額の2.20%(税込) 33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
りそな銀行
りそな銀行
※2020年3月
適用金利
0.429 0.60 0.90 あり × なし ○ 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% 無料~33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行
0.475 0.64 2.84~2.99 あり × あり × 33,000円(税込) 無料~16,500円(税込) 不要
あり ○ 詳細
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ
名称 金利 事務手数料 保証料 来店 金利
優遇条件
繰上げ
返済
詳細
フラット35 フラット35S
15年以上~20年以下 21年以上~35年以下 当初5年 6~10年目 11年目以降
住信SBIネット銀行フラット35
住信SBIネット銀行フラット35
1.03% 1.12% 0.78% 0.78% 1.03% 借入額の0.99%(税込)~ なし 不要 なし 無料 詳細
楽天銀行フラット35
楽天銀行フラット35
1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の1.10% なし なし 無料 詳細
ARUHI
ARUHI
1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の2.0% なし なし 無料 詳細
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