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  • 【最新情報】 2024年12月21日現在
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【9月度】金利の動き

rateOfSeptember

最新の住宅ローン金利動向

最近住宅ローンのサービス内容はごちゃごちゃしすぎていて、さっぱりわからないという方のために、ポイント4つにまとめてみました。

1、借入コストは総合コストで比較しましょう。
表面的な金利が低くても、法外な保証料や手数料を取られては意味がありません。保証量は一般に0.2パーセントほど金利を押し上げるといわれています。こういうコストも加味しましょう。

2、金利の固定期間は短く。
少子高齢化などを背景とする、構造的なデフレ状況に加え、大幅な金融緩和により、今日本は金利が上昇しにくい環境になっています。仮に金利が上がるとしても、大きく上がることは考えられないので、短期の借入金利を有効に使いましょう。本当に金利が上がれば、固定すればいいのです。

3、金利優遇条件に注意。
いくら金利が優遇されても、給与口座に指定することが条件だったりすると、簡単に借換もできません。債権者をがんじがらめにするような条件は絶対にNo!です。

4、どんどん返済できるか?
借り入れた後に気付くのがこのポイント、「住宅ローンの繰り上げ返済は最も儲かる資産運用方法」と言われます。繰り上げ返済手数料が無料で出来るか? ネットなどで自由に出来るか? は必ず確認してください。

さて、前置きは終わりにして、金利の動きを見て生きたいと思います。

大手金融機関の金利情報

まず、最近の長期金利=10年物の金利をお伝えしていきたいと思います。

長期金利は先月、長らく強力な抵抗線となってきた、0.6%を多き聞く割り込み、0.5%台前半まで低下したわけですが、今月は0.4%台まで低下しています。実際足元の長期金利は0.490%であり、先月のこの時期の0.525%から順調に下落しています。
このまま行けば、0.3パーセント台も秋が深まる頃には、夢ではないかもしれません。
もちろん歴史的にもても最低水準なわけですが、これはやはりそもそもの異次元緩和による、金利引き下げ圧力に加え、世界的にも金利が低下してきている影響が大きそうです。

9月の住宅ローン金利は、8月の金利から、「全面的にさらに低下」という動きになっています。つまりこれはこれまでの過去最低水準を2ヶ月連続で更新したわけです。
具体的な金利をチェックしていくと、フラット住宅ローンについては、メインのフラット35の金利は8月と比較して-0.03%低下、そしてそれより期間の短いフラット20金利も-0.03%低下となっています。今月の住宅ローン金利を象徴する動きです。こちらも盛んに報道されているように、2ヶ月連ぞおくで過去最低金利を更新した。ということです。

つぎに民間の住宅ローンをチェックすると、いつものようにSBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱東京UFJ銀行の8月と9月の住宅ローン金利の推移はこのようになっています。

住信SBIネット銀行(Mr/住宅ローン)

変動金利 :0.650%→0.650%(変わらず)
10年固定:1.170%→1.170%(変わらず)
20年固定:1.760%→1.740%(-0.02%)
30年固定:1.870%→1.860%(-0.01%)

三菱東京UFJ銀行(保証料を加えた、実質金利)
変動金利 :1.275%→1.275%(変わらず)
10年固定:1.500%→1.400%(-0.10%)
20年固定:3.500%→3.450%(-0.05%)
30年固定:2.150%→2.100%(-0.05%)

変動金利を除き、ほとんど全ての金利が低下しています。いい動きですね。
さてこの2つの実質的な金利水準でみくれべれば、やはり前者の住信SBIネット銀行が金利面で魅力的なわけですが、その住信SBIネット銀行は新商品である、「Mr.住宅ローン」に注力しています。住宅ローン金利が低いだけでなく、従来の8大質病保証無料にプラスして、傷害補償や地震保証も無料で付加されます。

そうした「大盤振る舞い」のサービス内容でありながら、固定金利だけではなく、変動金利も0.650%と極めて低水準に設定しているのです。
こうした変動金利タイプのベースとなっているのは、「1日もの金利」などの超・短期の市場金利ですが、すでにゼロ金利となっている短期金利がさらに低下しているわけではありません。完全に「戦略的な金利引き下げ」ではないかと思います。つまり、自社の利益を削って金利を引き下げた、そういうことですね。
そうした甲斐があってなのかはわかりませんが、先日のニュースでは、住宅ローン取扱額が、1兆8千億円を超えたとのことです。審査などで、手間隙かかる住宅ローンで取扱額が短期で2兆円近いというのは、ネット銀行として驚異的です。引き続き、がんばって欲しいです。

さて、人気の新生銀行の9月の住宅ローン金利はというと、以下の通りです。

新生銀行

変動金利 :0.880%→0.880%(変わらず)
10年固定:1.500%→1.450%(-0.05%)
20年固定:2.000%→1.950%(-0.05%)
30年固定:1.950%→2.450%(-0.05%)

こちらも固定金利の全面的な引き下げになかなか積極的ですが、加えて条件を満たせば、金利がさらに0.2%引きとなるキャンペーンを実施中です。それを加味すれば、実質金利は以下の通りです。

変動金利 :0.880%→0.680%(-0.20%)
7年固定 :1.300%→1.100%(-0.20%)
20年固定:1.950%→1.750%(-0.20%)

新生銀行の住宅ローンはただでさえ保証料が無料など、実質コストが低いわけですが、このキャンペーンによってさらに実質金利が低下する。そういうわけですね。

また、新生銀行は万が一の時の保証や、返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力しています。住宅ローンの金利や手数料だけでなく、そうした付加価値についても目を向けると、また違った住宅ローン選びが出来るかもしれません。

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住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)

名称 表面金利(%)


保証料 事務
手数料
繰上返済
手数料
(変動)
来店


詳細
変動
金利
10年
金利
20年
金利
新生銀行
新生銀行
0.45 0.75 0.95 なし ○ なし ○ ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% 無料 不要
あり ○ 詳細
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行
0.380 0.58 1.21 なし ○ なし ○ 借入額の2.20%(税込) 33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
りそな銀行
りそな銀行
※2020年3月
適用金利
0.429 0.60 0.90 あり × なし ○ 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% 無料~33,000円(税込) 不要
あり ○ 詳細
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行
0.475 0.64 2.84~2.99 あり × あり × 33,000円(税込) 無料~16,500円(税込) 不要
あり ○ 詳細
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名称 金利 事務手数料 保証料 来店 金利
優遇条件
繰上げ
返済
詳細
フラット35 フラット35S
15年以上~20年以下 21年以上~35年以下 当初5年 6~10年目 11年目以降
住信SBIネット銀行フラット35
住信SBIネット銀行フラット35
1.03% 1.12% 0.78% 0.78% 1.03% 借入額の0.99%(税込)~ なし 不要 なし 無料 詳細
楽天銀行フラット35
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1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の1.10% なし なし 無料 詳細
ARUHI
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1.02% 1.11% 0.77% 0.77% 1.02% 借入額の2.0% なし なし 無料 詳細
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