【11月最新】住宅ローン金利情報
11月の金利変更と住宅ローンの動き
(1)11月の金利変更について
まず、11月の金利変更をご紹介します。住宅ローンは長期金利をベースにします。
その長期金利は、下のグラフをご覧になればお分かりの通り、9月にボコっと0.5%台後半まで上昇したものの、その後は再び下降に転じ、現在では0.465%となっています。
住宅ローン金利の動向
続けて、住宅ローン金利の動向をご紹介します。
長期金利の低下は、住宅ローン金利にも大きく影響を与えており、人気金融機関各社も11月の金利を更新しています。
1.三菱東京UFJ銀行は、11月の住宅ローン金利について、変動金利は10月から据え置いたものの、10年固定は10月から-0.05%利下げしました。
2.新生銀行は、11月の住宅ローン金利について、変動金利は10月から据え置いたものの、10年固定金利、20年固定金利、30年固定金利は10月から引き下げています。
つまり、基準金利という点では、10年固定の金利は10月から0.250%引き下げられ2.400%とされていますし、20年固定金利は10月の1.950%から1.900%へ、30年固定金利は2.450%から2.400%と、それぞれ0.05%引き下げれています。
また、主な優遇金利という点でも、10年固定、20年固定、30年固定金利のそれぞれが0.05%引き下げられています。
3.住信SBIネット銀行も、変動金利は据え置いたものの、10年固定金利は0.04%、20年固定金利は0.05%、30年固定金利は0.06%と、それぞれ引き下げています。
4.りそな銀行は、変動金利、10年固定金利、20年固定金利は据え置いたものの、20年固定金利は10月から0.1%引き下げて2.750%としています。
しかし、金利を据え置いている銀行もあります。例えば、イオン銀行は、変動金利・10年固定金利ともに、2014年10月から据え置いています。
金利の推移をもとにした、今後の住宅ローンの動向予想
続けて、このような金利の推移をもとにした、今後の住宅ローンの動向予想をご紹介します。
10月31日に開かれた日銀の政策決定会合では、予想外の追加金融緩和が実施されました。これは、長期金の低下を促すものであり、変動金利には影響がありません。しかし、現在の長期金利の水準が0.4%台とあまりにも低いので、ここから更に一方的に低下するとは考えにくいのです。
したがって、長期金利は0.4%台を中心とした値動きとなる可能性がもっとも高く、長期金利も今後ほぼ横ばいになるものと予想されます。
金利変更に伴うおすすめの金融機関やプラン、キャンペーン
11月の金利変更に伴い、おすすめの金融機関やプラン、キャンペーンをご紹介します。
今月特に注目の金融機関は「住信SBIネット銀行」でしょう。
1.住信SBIネット銀行の住宅ローンは、実質金利レベルで見ると、変動金利が0.85%、10年固定金利が1.28%、20年固定金利が1.89%となっていて、これらは他のどの金融機関が提供するものよりも低いのです。
2.保証料が不要であるのも魅力的です。大手銀行で手数料が不要なのは、SBIネット銀行と新生銀行だけで、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、東京スター銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、横浜銀行、千葉銀行などでは手数料を設定しています。
3.住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、団信・8疾病の保険料だけでなく、傷害補償の保険料、地震補償の保険料、一部繰上返済の手数料、返済口座への手数料が全て0円です。
4.住信SBIネット銀行は、2014年6月から新キャンペーン「Mr.住宅ローン」を実施していますが、この「Mr.住宅ローン」でお借入れすると更にお得になります。「Mr.住宅ローン」の当期引下げプランの固定金利5年は、何と0.52%という驚愕の低金利です。
5.住信SBIネット銀行は、ミックス・ローンを提供しています。ミックス・ローンとは、1件のお申込みで、変動金利タイプ・固定金利特約タイプから2つの金利タイプを組み合わせることができるもので、異なる金利タイプを組み合わせることによって、以下の図に示すようにそれぞれの金利タイプが持つ特徴を効果的に取り入れたご返済が可能になります。
Tags: 金利
住宅ローン金利比較(新規・借り換えでの適用金利)
名称 | 表面金利(%) | 優 遇 条 件 |
保証料 | 事務 手数料 |
繰上返済 手数料 (変動) |
来店 | 疾 病 保 険 |
詳細 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
変動 金利 |
10年 金利 |
20年 金利 |
||||||||
新生銀行 |
0.45 | 0.75 | 0.95 | なし ○ | なし ○ | ②契約事務手数料/保証料 借入金額がいくらでも55,000円~ ※ただし、変動金利<変動フォーカス>0.45%のみ、借入金額×2.2% | 無料 |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
住信SBIネット銀行 |
0.380 | 0.58 | 1.21 | なし ○ | なし ○ | 借入額の2.20%(税込) | 33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
りそな銀行 ※2020年3月 適用金利 |
0.429 | 0.60 | 0.90 | あり × | なし ○ | 33,000円(税込)+お借入金額×2.2% | 無料~33,000円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
三菱UFJ銀行 |
0.475 | 0.64 | 2.84~2.99 | あり × | あり × | 33,000円(税込) | 無料~16,500円(税込) |
不要 ○ |
あり ○ | 詳細 |
優遇条件について
優遇条件がない場合、条件なく、表示金利で融資を受けることができます。
優遇条件がある場合、融資の優遇条件として「その銀行の預金口座を給与振込口座にする」「クレジットカードを作る」「投資口座を作る」などが必要 になります。
固定金利ならこちらの金融機関がおすすめ |
名称 | 金利 | 事務手数料 | 保証料 | 来店 | 金利 優遇条件 |
繰上げ 返済 |
詳細 | ||||
フラット35 | フラット35S | ||||||||||
15年以上~20年以下 | 21年以上~35年以下 | 当初5年 | 6~10年目 | 11年目以降 | |||||||
住信SBIネット銀行フラット35 |
1.03% | 1.12% | 0.78% | 0.78% | 1.03% | 借入額の0.99%(税込)~ | なし | 不要 | なし | 無料 | 詳細 |
楽天銀行フラット35 |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の1.10% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |
ARUHI |
1.02% | 1.11% | 0.77% | 0.77% | 1.02% | 借入額の2.0% | なし | 要 | なし | 無料 | 詳細 |